014.こんなCDとカセットを聞いて作品の着色と植毛をしました その4~三日間格安アジア一周編

さてK氏、前回で出題した超難関クイズの解答ですが。。。

何かまたヨタ話をたらたらとしてしまいそうなので、今回のブログの最後にしましょう!あんまり説明するような答えでもありませんので。見て解ってくれる人は解ってくれるかな、ぐらいの感じですのでまあそれ程と言うか、、、って何故か私、若干弱気になってしまいましたが。

さてそれでは長かった着色作業もついにフィナーレ「最後の3日間」といったところでしょうか。しかしあくまでも着色作業の最後なのです。その後は鬼ヤバの植毛作業が控えているのです!

でも何故かいつも、着色が終われば漂流者気分が少し緩和されるのです。今回はそういうお話です。

 


 

●第15日~第16日 漂流者は母国語も聴き飽きて脳内でアジア各地を移動

前回書いたように12~14日目の三日間、浴びる程日本語の「音楽」と「語り」を聴きました。流石に日本語はもうたくさん!かといっていきなり英語圏の音楽にはまだギャップがあり過ぎて。

今現在、着色作業の方はかなり先が見えて来ている状態です。と、言うか「よし、もう終わる、もう終わる」と常に考えながらも、なかなか完了しない状態がずっと持続しているといった方が正しいかも知れません。解ってもらえますよね?この感じ。

キリの良い所まで仕事をと思ったもののハマッてしまい、なかなかキリがつけられないような感覚。あるいは汚れが気になった家電等を戯れに磨いてみたらそれが予想以上にキレイになってしまい、まだまだピカピカにする!購入時くらいの新品同様状態にまで!と止らなくなったりとか。。。

この二日間は殆どそういった心境でした。二日間かけようと思った訳では決してありません。それにしてもこの着色作業、なかなか簡単に満足出来る仕上がりには落ち着いてくれないのです。極細の筆先に着いているほんのわずかな絵の具の点が、全体の雰囲気を左右してしまうのです。もっと細かく!もっと綿密に!もっと完璧に!、、、こ、こんなものでしょうか、、、自分自身がドSの女王様とドMの奴隷様を同時に演じているような妙な気分にもなります。

私の耳のある部分は14日目から引き続き、少しだけ日本的なテイストの音楽を求めています。しかし、じっくり聴き入ったりして言葉に頭を邪魔をされない感じも同時に求めているのです。

この様な気分の時に一番しっくりと来る音が、アジア圏の音楽、いわゆる「亜モノ」なのです。

 

さて、まったりと船出です。日本人にとっても比較的馴染み深い方々の唄声に乗っかって。

◎『鄧麗君(テレサ・テン) / 永遠愛我 黄金珍蔵・永記不忘』(台湾/得体の知れない3枚組の中の1枚)◎『林憶蓮(サンディ・ラム) / 明明』(香港/これまた得体の知れないベスト物)

 

舟は浅瀬を離れました。なので若干スピードが必要になって来ました。少し古めの女性歌手中心で。

◎『KIM JUNG MI / KIM JUNG MI』(韓国/女性ロッカー。ジャニスの韓国語カバーも!’74年)◎『オムニバス / SINGAPORE A-GO-GO』(シンガポール/日本のGSにも聴こえます。’70年前後)◎『歐陽菲菲 / 巨星経典系列(3枚組)』(台湾/フィーフィーの’70パンチ歌謡。日本歌謡のカバーも有)◎『KIM CHU JA / 1969 GOLD』(韓国/女性ロッカー。コブシが効いてて尚かつサイケです!)◎『オムニバス / SAIGON ROCK & SOUL 1968-1974』(ベトナム/目が醒めるほど強力な17曲!)◎『DARA PUSPITA / 1966-1968』(インドネシア/女性GSバンド。キュートです!)

 

よし、このCDが終わる頃には着色作業は完了かな、、、と思いつつ、なかなか船は停泊しません。韓国モノで我が身を若干アセリモードに焚き付けてみますが。。。

◎『李博士(イ・パクサ) / ポンチャックで身長が5cm伸びた!』(韓国代表のポンチャッカー!’96年)◎『シン・ジュンヒョン / (韓国語で読めないので表記出来ません)』(韓国ロックの父が自身の代表曲をセルフカバー。’80年。上記KIM姓女性2人のCDも氏によるプロデュース盤。)

 

一体どんな海路を通っているのでしょうか?海上をジグザグにですか?早く帰国したいのですが。

◎『SACMAU / TUOITHO』(ベトナム/少女4人による歌謡グループ。’01年)◎『LEE JANG HEE / MEET ME IN A ROOM』(韓国/幽玄なるアシッドフォーク。’73年)◎『ヘティ・クース・エンダン / うぶ毛がそそり立つ』(インドネシア/この手の音の王道。’87年)◎『オムニバス / THAI BEAT A GO-GO VOLUME 3』(タイ/亜モノ辺境珍曲集!’60末~’70年代)◎『PUL SISTERS / ベスト(2枚組)』(韓国/上記ジュンヒョンのプロデュース。絶品!’70年前後)◎『黒豹楽隊(HEI BAO) / (1stアルバム)』(中国/アジア直系の骨太ハードロック。’92年)

 

おっと、ここで船がいきなり寄港するみたいです!かなりの船酔いなので一刻も早く下船を!しかし何の前触れもなく唐突に着色作業が完了したみたいなのですが、、、バンザ~イ???

え?でも?、、、どうやらこの港は日本ではないみたいなのです。しかも何故かこのアジアの異国の港町に4~5日は居続けなければならないようなのです。。。

 

●第17日 密猟船や密航船を脳内で乗り継ぎ~何とか現在の日本に帰国

すみません。全く何の話か解らないですよね。この例え話、誰にも解るはずがありません。

簡単に作業の説明をしますと数行前の「唐突に着色作業が完了」と言うのは、確かにこの時点で着色をする部位が全く無くなったのです。何故かこのタイミングはいつも自分でも予想外に!唐突に!やって来るのです。但し!それはオモテ面に関してだけなのです。

私の作品は廻り込みの激しい形態が多く、これだけの日数をかけて着色をしてもどうしても筆の入らない所があり、作品を裏返してみると塗りの薄い部分が何箇所か出来ています。その為に前日までに完了したオモテ面を完全に乾燥させ、裏返しても着色する必要があるのです。

4~5日間は完全に放置。そして布や綿やエアキャップを敷き詰め、その上に裏返して設置します。形態が不定形なのでかなり慎重に凹凸を拵えて、作品がズレないようにします。

その上で、塗りの薄い部分に着色する訳なのですが、今までの16日間に着色したオモテ面と全く同じ色にする事は短時間では不可能です。それに、そこまでの厳密さも必要ではありません。要はオモテ面から自然に繋がって見える様に、塗りの薄い部分に色を捕足する作業なのです。

過去に何度か作品展示をした事がありますが、床に這いつくばる様にして作品を見上げるように観賞してくれた方が何人もいました。塗りの薄い部分は無いかとヒヤヒヤした経験があります。

さて17日目のこの着色作業、数日のインターバルを置いたので休養十分、船酔いも緩和されました。本日必要な音は、16日目まで彷徨ったアジア各国から徐々に現在の日本にと帰国する音楽です。なので海路はまるで無視して、年代がだんだんと2016年に近付くような選曲にしました。

 

◎『サヌリム / 僕が告白したらビックリするよ』(韓国/大韓ロックの雄、唯一の日本盤。’81~’86年)◎『王菲(フェイ・ウォン) / 十万回のなぜ』(香港/現在も人気のシンガー。「悪女」カバー有!’93年)◎『崔健(ツイ・ジェン) / 天能的力量』(中国/いつもながら素晴らし過ぎる4thアルバム!’98年)◎『FUTON(フトン) / ギヴ・ミー・モア!』(タイ/日・英・タイの謎の国籍混合バンド。’05年)◎『PSY(サイ) / 第6集 PART 1』(韓国/米国大ヒット「江南スタイル」収録!銀箱入りCD。’12年)

何とか「江南スタイル」の力を借り、2012年の韓国まで辿り着きました。流石、国際スターPSY!着色作業の方も、着実に一歩づつ空白が埋まりつつあります。江南力で慎重に、慎重に着色を。そしてどうやらこの密航船はこの先、日本を目指しているみたいなのですが。。。

 

◎『喜納昌吉&チャンプルーズ / BLOOD LINE』(名曲「花」収録。ライ・クーダー参加。’80年)
ようやく、港が見えて来ましたが。。。ここは何故か沖縄ではないですか!確かに日本ですが。。。しかも1980年ですか。。。2012年から逆行ですね。。。もっとタイムワープしなければ!

 

◎『クレイジーケンバンド / GALAXY』(CKBの中でもアジアンテイストの高いアルバム。’06年)
どういった海路か解りませんが何とかィヨコハマまでやって来ました!でもまだ2006年です。空間を漂流しているのか、時間軸を彷徨っているのか、完全に解らなくなってしまいました。でも、着色作業の方はやっと終わりが見えて来ました。もう、すぐそこなのです!

 

◎『電気グルーヴ / 25』(25周年記念のミニアルバム。約26分収録。’14年)
そんなこんなで長かった着色作業の旅もようやく終わりです!やっと近年の東京に着きました!この漂流の最後を何故このCDにしたのかと言うと、私の見解では今現在この人達ほど日本人的でなおかつアジア的なバンドは他にないのではないかと、最近特に思うようになりましたので。更に今回のこのジャケット、香港か韓国の変なバンドのCDみたいにも見えます。

第18日以降、次回に続きます。遂に植毛作業開始です。地獄の針山登山、何日かかりますやら。。。

 


 

では冒頭に書いたように、前回で出題した超難関クイズの解答です。一体どのくらいの方が真剣に考えてくれたか予想さえつきません。何せ返答ゼロでしたので。。。

とか言ってイジけていてもどうにもなりません!まだまだ人生この先、良い出会いもあるはずです!

では解答です!私の作品とその方の作品の位相が近く感じ、私的に超リスペクトしている音楽とはこの写真 ↓ のアーチストが産み出した、不憫なる恥かきっ子のような楽曲群です!

LP●『つボイノリオ / ジョーズ・ヘタ』’76年>

この件に関しての説明は無粋になるので、わたくし一切いたしません!

K氏、決してまばたきしないサメの様な目でわたくしをそんなに上から下まで見なくても!

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